2022.04.14

チャレンジの「余白」に溢れた街

焼津まちかどリポーターの渋谷です。

ふだんは、「らしさ」を大切にデザインやまちづくりの仕事をしている株式会社ナインを経営しています。

本社と自宅は東京にありますが、支社が焼津にあるため、ほぼ毎週焼津に来るような二拠点生活をしています。

今回は「焼津でテレワーク入門のすすめ」の中で触れた、焼津の「チャレンジしやすい」という特長を掘り下げたいと思います。

●これまでの記事
焼津でテレワーク入門のすすめ
・焼津⇔東京、二拠点生活者の一日

 

■サービスに溢れ、お金もかかる大都市

東京のような大都市では、企業が大きなお金で様々なビジネスを展開して、多くの人が活発に動き、競争も激しく、サービスが溢れています。

また、場所を借りてイベントをやるにしても、オフィスや店舗を構えるにしても、たくさんのお金がかかり、ちょっとしたことでも、軽い気持ちで始めづらいとも言えます。

■始めやすい街

駅前通り商店街でイベントの準備をする様子

一方で焼津は、大都市に比べて「場所」については安く利用できますし、お店やイベントの競争も比較的穏やかで、良い意味で「チャレンジする余白」が多いです。

程よく地域コミュニティもあるため、何かやるときに相談に乗ってくれたり、手伝ってくれたりしてくれます。

もちろん継続したり、成功したりすることは簡単ではありませんが、少なくとも「始めやすい」街だと感じています。

■ベンチャーな人たちが焼津駅前に

焼津駅前に集う人たち

特に最近は、焼津駅前に新しいことを始める人たちが集まりつつあります。

例えば、数年前からデザインの仕事の傍らコーヒースタンドをやっている方がいます。この方は、最近、シルクスクリーンのスタジオも始めました。

また、新しいマルシェを始めた人たちもいます。そのマルシェを見た人たちが「自分たちもやってみたい」と新たなマルシェを開催したり、公共スペースを活用したイベントにチャレンジしたり、チャレンジの連鎖が起きているように時感じます。

他にも、焼津を舞台にした映画を製作している俳優のご夫婦、コーヒーのイベントを開催する移住者など、焼津駅前が「ベンチャーな人たち」が集まるエリアになってきています。

まだまだ小さな活動の集まりですが、これらが大きな流れになり、街全体が生まれ変わっていく予感がします。

都会で身につけたスキルや人脈を活かして、「いつかやりたかったことにチャレンジしてみる」という暮らしも、焼津ならできるのではないでしょうか。

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まちかどリポーター:しぶたろう
この記事を書いた人
焼津まちかどリポーター 
しぶたろう

焼津市出身。焼津と東京の二拠点で生活し、デザインとまちづくりの会社「株式会社ナイン」を経営。焼津駅前通り商店街ではコワーキングスペースHomebase YAIZUを運営し、「商店街に創る人を集める」をテーマにまちづくり活動をしている。現在、同商店街で「ものづくりデパート」を準備中。
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