2022.10.07

焼津港で試乗会に参加 新しい交通手段「グリーンスローモビリティ」

2022年7月7日、焼津内港(旧魚市場)にて、(株)モビリティワークスが主催した「グリーンスローモビリティ体験試乗会」が開催されると聞き、取材に行きました。空は水色、海は深い青色。 漁船のエンジン音とともに、見上げるとカモメがいます。魚河岸シャツ姿で参加している人も多く、焼津の夏の風景だと感じました。

焼津内港(旧魚市場)を会場にしたグリーンスローモビリティの試乗会

脱炭素社会を目指し、環境にやさしい「グリーンスローモビリティ」

グリーンスローモビリティ

窓がなく、開放的なこの乗り物は、(株)モビリティワークスが提供したグリーンスローモビリティ(通称:グリスロ)です。グリスロは、時速20km未満の低速EV(電気自動車)であり、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を抑えることができるため、環境にとてもやさしいです。新しい移動手段として注目されています。

ゴルフ場やリゾート施設で使用されていますが、ナンバーをつければ公道を走ることもできるそうです。運転方法は一般自動車とほぼ同じです。アクセルとブレーキだけで簡単に操作できます。シートベルト、方向指示器、クラクション、USBコネクタまで装備されています。USBコネクタは携帯電話の充電などに利用できます。

グリーンスローモビリティの運転台

車両管理システムが搭載されており、ハンドル横のディスプレイにて、車両の現在位置、運転ルート、停車した停留所の記録を確認することができます。

後部座席は荷台にもなる

通常の前向きの4人乗りのものとは少し異なり、こちらは、後部座席が進行方向逆向きの新車両です。座面を折り返すことで広い荷台となります。

雨の日は両サイドのビニールカーテンを下ろして、雨をしのぐことができます。

ゆっくり走れば、景色や風を楽しめる

私は、人生で初めてグリスロの運転を体験しました。また、後部座席にも乗らせていただき、焼津の港を走りました。

ゆっくり走るからこそ、より多くの景色を楽しむことができます。ドアや窓がないため、自然の風を存分に感じられました。

低速で運転がしやすいグリスロ。私の母国である中国では、すでに非常に人気のあるシニア世代の交通手段となっています。

試乗会で、釣りガールの三浦愛さんと、地域おこし協力隊のぎんちゃんにもお会いして、感想を伺いました。

釣りガールの三浦愛さん

三浦さんは「ドアや窓がないので、スピード感があり、風が気持ちいい。港の景色を十分に楽しめる。また、多くの荷物を積むことができるため、釣りにも最適な一台!」と語りました。

地域おこし協力隊のぎんちゃん(左)三浦愛さん(右)

ぎんちゃんは、「ゴーカートみたいに小回りがきく。天気の良い日に運転したい。特別感があって楽しい」と感想を述べてくれました。

2022年秋開催の「やいづ釣り三昧ワーケーション」でも活用予定

このグリスロは、今年の秋に開催予定の「やいづ釣り三昧ワーケーション」で使用される予定です。

このイベントは、9月下旬〜10月上旬頃、釣り好きで、パソコンとネット環境があれば仕事ができるという方を対象に、焼津の魅力を感じていただくことを目的としたツアー。

ワーケーションができる場所としては、焼津PORTERSアンカーPLAY BALL ! Cafe などがあります。釣りは船釣りと堤防釣りの両方をご案内予定とのことです。

案内人は三浦愛さんとぎんちゃん。グリスロを活用してワーケーションの場と釣り場を移動したり、駅周辺から商店街、市役所、港などの見どころなどを案内し、焼津の町の歴史と文化も紹介すると聞いて、とてもワクワクしました。

このイベントの詳細は本サイトでも紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに。焼津にて、潮風に吹かれながら、釣りを楽しみ、美味しい魚を味わい、素敵なワーケーションを満喫しましょう。

「やいづ釣り三昧ワーケーション」のお問い合わせ

焼津市経済部 商工課 やいづワーク推進室

TEL 054₋626₋9411

まちかどリポーター:Da Bing
この記事を書いた人
焼津まちかどリポーター 
Da Bing

中国出身。留学を機に静岡市へ。大学院で文化人類学を専攻。海が好きで焼津市に勤務。この町の魅力を県内、県外、さらに海外まで、もっと多くの人に知ってもらいたく、まちリポに参加。 宜しくお願い致します。
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