2017.02.28 (2019.10.24 更新)

西宮神社の「えびす講市」

焼津市民には「おいべっさん」という呼び名でおなじみのイベントです。 商店街には出店も立ち並び、にぎやかなお祭りとなっています。

イベント基本情報

開催日・開催期間 毎年11月19日
開催場所 西宮神社
住所 静岡県焼津市栄町4丁目3 Google MAPで見る
料金 無料

例年11月19日に焼津市栄町の西宮神社で行われるえびす講市。
商売繁盛を祈願する行事で、熊手やお飾りが飛ぶように売れます。

焼津市民には「おいべっさん」という呼び名でおなじみのイベントです。
商店街には出店も立ち並び、にぎやかなお祭りとなっています。

えびす講って何?

えびす講は焼津に限らず、全国各地で行われている行事です。
「神無月には全国の神が出雲大社に集まる」という説を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
すべての神が出雲に集結してしまうと各地を守る神がいなくなってしまうため、留守番をする「留守神」が存在すると考えられるようになりました。

えびす講は、留守神であるえびす神を祀るためにはじまったお祭りです。
1年の無事を感謝するとともに、商売繁盛を祈るのが主な目的となっています。

神無月のいわれから、えびす講は旧暦の10月に行われるのが基本です。
しかし地域によっては季節を問わず行われることもあります。
焼津の西宮神社で開催されるえびす講は、毎年11月19日となっています。

焼津のえびす講市の特徴

西宮神社はえびす神をまつる神社で、全国各地に存在しています。
その総本山とされるのが、兵庫県西宮市の西宮神社です。
毎年1月10日に行われる福男選びでも知られています。

静岡市葵区横田町にも西宮神社があり、えびす講が行われています。
こちらのえびす講は、例年10月です。

焼津市内にも複数の西宮神社がありますが、えびす講市が行われるのは栄町の西宮神社です。
JR焼津駅から徒歩5分というアクセスの良さもあり、えびす講の日には焼津市内外から多くの人が訪れます。
西宮神社の前には鳥居の外までお参りの人が並ぶほど。
熊手やお飾りを買って、商売繁盛を祈願します。

お祭り気分が味わえる!

えびす講市の日には、西宮神社だけでなく、焼津駅周辺もにぎわいます。
屋台が立ち並ぶため、お祭り気分が味わえることでしょう。
夕方~夜は駅前通り周辺で交通規制が行われて、歩行者天国となります。

焼津駅南小石川沿い、昭和通り商店街、神武通り商店街では、えびす講市の日から1月にかけて、夜間のイルミネーションが行われることがあります。
2016年に行われたのは「YAIZU ILLUMINATION DREAM」。
「幻想的な水辺の創出」をテーマにした、焼津ならではのイルミネーションが特徴的でした。

えびす講市とイルミネーションのコラボの様子は、こちらの動画をご覧ください。


11月19日には市長や焼津市のキャラクターやいちゃんによる点灯式があり、一輪車やダンスのステージも行われ、多くの人でにぎわいました。

えびす講市は商売をしている人も、していない人も、誰でも楽しめる行事になっています。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?