
教育、学習支援業
NPO法人静岡時代
理事長
理事長
鈴木 智子さん
Uターン
30代
静岡県焼津市
= Profile =
1987年生まれ。焼津市出身、焼津市在住。大学在学中に雑誌『静岡時代』編集部入部。以後、『静岡時代』を発行するNPO法人静岡時代の理事として、大学生発信による大学社会・地域社会の広報事業に携わる。大学卒業後、アパレル企業に就職するも、縁あってNPO法人静岡時代の代表となり、活動をすることになった。人と地域をつなぐ『静岡時代』との出会い
私は焼津市出身で、大学は静岡大学教育学部に進学しました。初めて焼津を離れたのは大学卒業後。県内のアパレル企業に就職し、入社直後は静岡市内で働いていたのですが、入社1年くらいが経った頃に転勤で三重県に行くことになりました。その後、焼津に戻ってくるきっかけになったのは家庭の事情です。そしてもう一つ、大学時代から取り組んでいた活動に携わりたいと思っていたことも重なって、仕事を辞めて焼津に戻ることを決めました。
私は大学時代から『静岡時代』という学生雑誌を制作していました。もともと大学に入学した当時、第一志望の学部に入学できなかったことや、大学に入ること自体が目的化してしまい、モチベーションを上げられずにいました。コース内の付き合いにもうまく乗れず、専門学校に入学し直して、手に職をつけたほうが良いのではと考え始めていたくらいです。
『静岡時代』は静岡県の大学の知を集め、地域社会の課題に取り組み、その成果と過程を広報する雑誌です。冊子を手にしたときは衝撃を受けましたね。そして、学生が中心になって進めていた活動ですが、より安定的な活動基盤を整えることの必要性も感じていました。私にとって、焼津に戻ることは静岡時代の運営に関わることを考えても自然な流れでしたね。
私は大学時代から『静岡時代』という学生雑誌を制作していました。もともと大学に入学した当時、第一志望の学部に入学できなかったことや、大学に入ること自体が目的化してしまい、モチベーションを上げられずにいました。コース内の付き合いにもうまく乗れず、専門学校に入学し直して、手に職をつけたほうが良いのではと考え始めていたくらいです。
『静岡時代』は静岡県の大学の知を集め、地域社会の課題に取り組み、その成果と過程を広報する雑誌です。冊子を手にしたときは衝撃を受けましたね。そして、学生が中心になって進めていた活動ですが、より安定的な活動基盤を整えることの必要性も感じていました。私にとって、焼津に戻ることは静岡時代の運営に関わることを考えても自然な流れでしたね。
知のプラットフォームをつくる
法人としては、もちろん事業の定着、収入の安定化を図りたいと考えています。活動が広まるように体制を整えたり、他の法人・企業・自治体との連携事業を構想したり。今では、静岡時代の活動に共感してくださる地元の企業や団体、そして参画したいと声を上げてくれる大学生は増えています。
2016年には悲願でもあった高校生版の静岡時代『ハイスクール静岡時代』を発行しました。静岡時代の活動目的は若者の県外流出が進む中で、大学生の学びを広報することを通して県内大学への進学・就職希望者を増やすことにあります。ですから、高校生は大切なターゲットです。創刊号は静岡県教育委員会や地元企業のみなさまのご協力のもと、県内の高校1年生に配布しました。おかげさまで保護者と高校生のファンもできてきましたね。
また個人的には焼津とも関わりも深くありまして、焼津市地方創生総合戦略会議に委員として参加しています。そこでは人口減少時代に焼津市はどのように維持・発展していくべきかを議論するのですが、若い世代なりの率直な意見が求められているように感じますね。こうした会議も含めて、目の前の仕事に集中していきながら、その中でできるだけ実力・技術を身に付けたいと思っています。その積み重ねの中で、静岡県の大学生が静岡を誇りに感じられる地域づくりが実現できればうれしいです。
2016年には悲願でもあった高校生版の静岡時代『ハイスクール静岡時代』を発行しました。静岡時代の活動目的は若者の県外流出が進む中で、大学生の学びを広報することを通して県内大学への進学・就職希望者を増やすことにあります。ですから、高校生は大切なターゲットです。創刊号は静岡県教育委員会や地元企業のみなさまのご協力のもと、県内の高校1年生に配布しました。おかげさまで保護者と高校生のファンもできてきましたね。
また個人的には焼津とも関わりも深くありまして、焼津市地方創生総合戦略会議に委員として参加しています。そこでは人口減少時代に焼津市はどのように維持・発展していくべきかを議論するのですが、若い世代なりの率直な意見が求められているように感じますね。こうした会議も含めて、目の前の仕事に集中していきながら、その中でできるだけ実力・技術を身に付けたいと思っています。その積み重ねの中で、静岡県の大学生が静岡を誇りに感じられる地域づくりが実現できればうれしいです。
休日は焼津ならではの食とお酒を堪能
私は三重県から焼津にUターンで戻ってきましたが、三重県と焼津はそれほど大きな違いはなかったように感じます。関西よりの東海圏とはいえ、人も生活環境もゆったりとしていましたし、その点は似ていると思います。そういう中でも個人的に、「ここはやはり地元の方が良いな」と思ったのは「食材のクオリティ」でしょうか。三重の美味しいものもきっとたくさんあると思いますが、特にスーパーで取り扱われている野菜が総じて地元の方がハズレがなく、どれも美味しいんだなと県外に出て痛感しました。
休日は自宅か店かを問わずに、ゆっくりお酒を飲む時間を取ることが多いですね。お店にも結構ひとりで行ってしまいます。ちなみに今、焼津で行ってみたいお店は「青宇宙」さんです。あとは、今年からはしばらく休学していた大学院に復帰しますので、修論執筆に向けて本や論文を読んでいます。
焼津に戻ってきたのは、もともとは家庭の事情でしたが、20代半ばのタイミングで地元に戻ってきたからこそ作ることのできた時間があると感じます。住み慣れたまちで、その時間を仕事や将来をゆっくり考えることに割いていけますから。焼津ならではの美味しい食とお酒を堪能しながら、自分のキャリアを築いていきたいですね。
休日は自宅か店かを問わずに、ゆっくりお酒を飲む時間を取ることが多いですね。お店にも結構ひとりで行ってしまいます。ちなみに今、焼津で行ってみたいお店は「青宇宙」さんです。あとは、今年からはしばらく休学していた大学院に復帰しますので、修論執筆に向けて本や論文を読んでいます。
焼津に戻ってきたのは、もともとは家庭の事情でしたが、20代半ばのタイミングで地元に戻ってきたからこそ作ることのできた時間があると感じます。住み慣れたまちで、その時間を仕事や将来をゆっくり考えることに割いていけますから。焼津ならではの美味しい食とお酒を堪能しながら、自分のキャリアを築いていきたいですね。

鈴木 智子さんがオススメする焼津のイイトコ
「当目大橋」
「目の前に山・左手に川・右手に海を一度に眺めることのできる贅沢な場所です」と鈴木さん。特によく晴れた早朝は一層気持ちが良いそう。すぐ近くには浜当目海水浴場もあります。JR焼津駅から車で約8分。
「目の前に山・左手に川・右手に海を一度に眺めることのできる贅沢な場所です」と鈴木さん。特によく晴れた早朝は一層気持ちが良いそう。すぐ近くには浜当目海水浴場もあります。JR焼津駅から車で約8分。