
金融業、保険業
県内の金融機関/NPO法人静岡フューチャーセンター・サポートネットESUNE
ファンドレイザー
ファンドレイザー
増田 貴光さん
Uターン
20代
静岡県焼津市
= Profile =
1992年、焼津市生まれ。現在、焼津市在住。静岡県立大学経営情報学部を卒業後、県内の金融機関に就職。 営業として活動する傍ら、NPOやシェアハウス事業にも携わってきた。現在は融資担当。やりたいことを軸に仕事を選ぶ
僕は生まれも育ちも焼津で、大学も県内大学に進学しました。兼業農家の長男でしたから、卒業後も県外へ出るということは考えませんでしたね。「長男なのだから当然の流れであろう」と思っていましたから、特に抵抗もありませんでした。
そんな保守的な僕が、NPO法人を立ち上げ、県内の金融機関に勤める今もその法人の運営に携わっているので、ずいぶん主体的に動くようになったなと自分でも驚いています。
きっかけは大学3年生のときに入ったゼミです。それまでの僕はこれといってやりたいこともなく、ひとまず成績上位者になるともらえる図書カードを目指して、真面目に講義を受け勉強する、そんな学生でした。でも、同時に「学生時代、このまま終わっていいのかな?」と物足りなさも感じていたんです。
僕の入ったゼミは、組織論を専門とするゼミで、学生自らがプロジェクトを立ち上げ、チームをつくって実践的に取り組みます。ゼミ主体で地域や社会人を巻き込んだフューチャーセンターも行っていて、自由な動きがとれそうだなと思ったんです。
その後、フューチャーセンターが県大の他にも、静大、常葉大と広がっていくにつれ、「フューチャーセンター運営のサポートが必要だ」と、大学3年のときに団体を立ち上げました。自然と就職先も、県内で、オンオフのすみわけがしやすい業界というように軸が定まっていきましたね。
そんな保守的な僕が、NPO法人を立ち上げ、県内の金融機関に勤める今もその法人の運営に携わっているので、ずいぶん主体的に動くようになったなと自分でも驚いています。
きっかけは大学3年生のときに入ったゼミです。それまでの僕はこれといってやりたいこともなく、ひとまず成績上位者になるともらえる図書カードを目指して、真面目に講義を受け勉強する、そんな学生でした。でも、同時に「学生時代、このまま終わっていいのかな?」と物足りなさも感じていたんです。
僕の入ったゼミは、組織論を専門とするゼミで、学生自らがプロジェクトを立ち上げ、チームをつくって実践的に取り組みます。ゼミ主体で地域や社会人を巻き込んだフューチャーセンターも行っていて、自由な動きがとれそうだなと思ったんです。
その後、フューチャーセンターが県大の他にも、静大、常葉大と広がっていくにつれ、「フューチャーセンター運営のサポートが必要だ」と、大学3年のときに団体を立ち上げました。自然と就職先も、県内で、オンオフのすみわけがしやすい業界というように軸が定まっていきましたね。
自分をつくる2足のわらじ
県内の金融機関に勤めて4年、事務や営業を経て、いまは融資を担当しています。「車を買いたい」「家を買いたい」などのお客様の要望に応じて、子育てや老後を想定したライフプランを提案しながら融資の相談をしています。もともと感謝されることが僕の原動力ですから、大変な仕事ではありますが自分に向いていると感じますね。
大学3年生のときに立ち上げた団体も、今年で6年目。はじめは任意団体だったんですが、2年前からNPO法人として新たなスタートを切りました。はじめは僕を含めて2名で立ち上げたんですが、いまでは7名が法人運営に携わっています。
仕事と並行しながらのNPO法人の運営は、毎日がバタバタです。特に2年目のときは会社の仕事もNPO法人の活動もこなしきれず、自分の実力のなさを痛感しました。でも、保守的な自分にとってこの環境はかなりチャレンジングなものでしたし、自分が望んだものでもあったので、簡単に投げ出したくはありませんでした。今は仲間や周囲の方に助けてもらいながら活動を続けています。ありがたいことに、団体としてもこれまで以上に多くのご要望、ご依頼の声をいただきます。それは、「自らが感じている課題に誰もがチャレンジし、それを応援できる社会をつくりたい」「そのためにフューチャーセンターを広げていきたい」と考え、動いてきたことが少しずつ認められてきたからだと思うんです。
大学3年生のときに立ち上げた団体も、今年で6年目。はじめは任意団体だったんですが、2年前からNPO法人として新たなスタートを切りました。はじめは僕を含めて2名で立ち上げたんですが、いまでは7名が法人運営に携わっています。
仕事と並行しながらのNPO法人の運営は、毎日がバタバタです。特に2年目のときは会社の仕事もNPO法人の活動もこなしきれず、自分の実力のなさを痛感しました。でも、保守的な自分にとってこの環境はかなりチャレンジングなものでしたし、自分が望んだものでもあったので、簡単に投げ出したくはありませんでした。今は仲間や周囲の方に助けてもらいながら活動を続けています。ありがたいことに、団体としてもこれまで以上に多くのご要望、ご依頼の声をいただきます。それは、「自らが感じている課題に誰もがチャレンジし、それを応援できる社会をつくりたい」「そのためにフューチャーセンターを広げていきたい」と考え、動いてきたことが少しずつ認められてきたからだと思うんです。
古きよきコミュニティに集まる人の輪
焼津のいいところは古きよき田舎のコミュニティが残っているところです。近所のおじいちゃん、おばあちゃんはみんなわかりますし、近所の人が「ちょっと邪魔するよ~」ってふらっと家にきたり、とにかく距離感が近いんです。仕事とNPOの両立がうまくいかずにふさぎ込んでいたときも、この居心地のよい場所に救われました。それから、よく言われることだとは思うんですけど、やはり魚を中心に食べ物はとても美味しいです。静岡市街地までも電車や車を使えば20分くらいですし、なにも不自由ありません。
休日はもちろん身体を休めながらも、NPO法人の運営や、あと大学時代の先輩のシェアハウス事業を手伝っています。フューチャーセンターも焼津や高校に広がっていて、大きく伸ばしていけるタイミングに差し掛かっていますから。全力でぶつかっていき、本業との『両輪』を回していければと思っています。あわせて、自分自身がずっとやりたいと思っているNPOなどの資金調達(ファンドレイジング)について学び、10年後、20年後にどうなっていたいのかをもっともっとクリアにしていきたいですね。
休日はもちろん身体を休めながらも、NPO法人の運営や、あと大学時代の先輩のシェアハウス事業を手伝っています。フューチャーセンターも焼津や高校に広がっていて、大きく伸ばしていけるタイミングに差し掛かっていますから。全力でぶつかっていき、本業との『両輪』を回していければと思っています。あわせて、自分自身がずっとやりたいと思っているNPOなどの資金調達(ファンドレイジング)について学び、10年後、20年後にどうなっていたいのかをもっともっとクリアにしていきたいですね。

増田 貴光さんがオススメする焼津のイイトコ
「焼津漁港親水広場」
海と親しむことをコンセプトにつくられた親水公園。公園内に海水が引き込まれており、海の生物と触れ合える天然の水族館。「釣りしている人がいたり、散歩している人がいたり、時には高校生なんかが告白をしていたり……、ゆったりできるお気に入りの場所です」と増田さん。JR焼津駅から車で約10分。駐車場あり。
海と親しむことをコンセプトにつくられた親水公園。公園内に海水が引き込まれており、海の生物と触れ合える天然の水族館。「釣りしている人がいたり、散歩している人がいたり、時には高校生なんかが告白をしていたり……、ゆったりできるお気に入りの場所です」と増田さん。JR焼津駅から車で約10分。駐車場あり。