
宿泊業、飲食サービス業
CAFE HOUSE
オーナー
オーナー
池田 佳史さん
Iターン
40代
奈良県生駒市
= Profile =
大阪府生まれ、奈良県生駒市育ち。静岡県焼津市在住。大学時代は京都で文学を学び、その後、野村證券株式会社へ就職。28歳のときに自身初の居酒屋経営を手掛け、その後、妻の実家が焼津のため焼津市へ移住。静岡市や焼津市で新規店舗の店長経験を重ねながら、2017年4月にカフェ&バル「CAFE HOUSE」をオープンさせる。「CAFE HOUSE」はJR西焼津駅から徒歩約30分。カフェ7:00~15:00、バル17:00~22:00(毎週火曜定休)自分が通いたくなるお店をつくりたい
僕はもともと、奈良で居酒屋を経営していました。大学卒業後、証券会社に就職したんですが、「自分が『行きたい』と思えるお店をつくりたい」とずっと思っていたんです。お店をはじめたのは28歳のとき。飲み食いが大好きで、よく大阪の方まで休みのたびに居酒屋をめぐっていましたね。やっぱり大阪で飲んでいると、「気の利いた居酒屋っていいな」と思うんですよ。
でも、僕が住んでいた奈良の生駒は、なかなか僕にとって気の利いたお店が少なかった。それは焼津に越してからも同じ空気感を感じました。「気の利いた」というのは、ちょっとした心遣い・気遣い・言葉遣い。例えばラストオーダーのとき、「すみません、ラストオーダーになります」ってよく言うじゃないですか。でも、僕はとにかく何か言葉を添えてほしいと思うんです。「ご歓談中ごめんなさい」「お楽しみのところ申し訳ありません」とか、そういう言葉や雰囲気をもって聞く。そういうお店が理想です。
今年4月にオープンしたCAFE HOUSEは、僕にとって2回目の飲食店経営です。奈良の居酒屋を10年ほど続け、結婚を機に妻の実家のある焼津に引っ越してきました。それが38歳のときかな?知らない土地でしたけど、以前勤めていた証券会社が全国採用で転勤のある会社でしたから、地方に行くことに抵抗はありませんでした。
でも、僕が住んでいた奈良の生駒は、なかなか僕にとって気の利いたお店が少なかった。それは焼津に越してからも同じ空気感を感じました。「気の利いた」というのは、ちょっとした心遣い・気遣い・言葉遣い。例えばラストオーダーのとき、「すみません、ラストオーダーになります」ってよく言うじゃないですか。でも、僕はとにかく何か言葉を添えてほしいと思うんです。「ご歓談中ごめんなさい」「お楽しみのところ申し訳ありません」とか、そういう言葉や雰囲気をもって聞く。そういうお店が理想です。
今年4月にオープンしたCAFE HOUSEは、僕にとって2回目の飲食店経営です。奈良の居酒屋を10年ほど続け、結婚を機に妻の実家のある焼津に引っ越してきました。それが38歳のときかな?知らない土地でしたけど、以前勤めていた証券会社が全国採用で転勤のある会社でしたから、地方に行くことに抵抗はありませんでした。
「最高の接客とは覚えられないことだ」
「素晴らしい接客って何ですか?」と聞かれたら、だいたい多くの人が、「スタッフの名前を覚えてもらえるくらい丁寧に、親切に接する」って答えるんですよ。でも僕は、食事して、「楽しかったな」って思って帰ってもらえたら、お店としては最高だと思うんです。以前、ある本で読んだんですが、そこには「最高の接客というのは覚えられないことだ」と書かれていました。なぜかというと、お客さんはお店に食事に来られている、つまり「お店」に対して目的をもって来てくれているわけでしょう?従業員じゃない。
CAFE HOUSEは、僕のほかに店長の寺島さんと臨時スタッフ1名がいて、常時2~3人がお店にいます。僕らみたいなお店側の人間は空気になれれば一番いいんですよね。お客さんがビール飲みたいな、コーヒー飲みたいな、というときに、さりげなく近づいて、注文を受ける。印象に残るのはこの店だけ。そういう意味で、お客さんの生活に自然と溶け込めるようなお店づくりをしていきたいですね。
店長の寺島さんも言っていたんだけど、ちょっとコンビニに行くみたいな感覚でね、コーヒー一杯飲んでいこうかな、とかそういう感覚で足を運んでほしい。CAFE HOUSEは、モーニング、ランチ、バルを提供していますから、日常的にお客さんの生活に取り入れてもらえたらうれしいです。
CAFE HOUSEは、僕のほかに店長の寺島さんと臨時スタッフ1名がいて、常時2~3人がお店にいます。僕らみたいなお店側の人間は空気になれれば一番いいんですよね。お客さんがビール飲みたいな、コーヒー飲みたいな、というときに、さりげなく近づいて、注文を受ける。印象に残るのはこの店だけ。そういう意味で、お客さんの生活に自然と溶け込めるようなお店づくりをしていきたいですね。
店長の寺島さんも言っていたんだけど、ちょっとコンビニに行くみたいな感覚でね、コーヒー一杯飲んでいこうかな、とかそういう感覚で足を運んでほしい。CAFE HOUSEは、モーニング、ランチ、バルを提供していますから、日常的にお客さんの生活に取り入れてもらえたらうれしいです。
気を張らない焼津生活
焼津に引っ越してから、「のんびりした町だな」と思いましたね。関西の人間なので、つっこみたくなるときもあるんですけど、そんな気を張らなくてもいいのかなと思うようになったのは、いいことかもしれません。あと、気を張らなくてもという意味では、僕は浜当目海水浴場から見る景色が好きですね。特に秋から冬、時間も17時~18時にかけての夕方がいい。誰もいないし何もないんです。波の音と、ぽんぽんと浮かぶ船だけ。ストレスがたまったときとか、悩んでいるときに行くと何も考えなくていいですよ。
休日は、サンライフの温泉に行くことが多いです。温泉やお風呂でゆっくりするのが好きなんです。でも、まだお店をオープンさせたばかりということもあって、午前はゆっくり過ごしますけど、午後はなんだかんだ買い出しや仕込みなど仕事をしていますね。
奈良の居酒屋から焼津でのCAFE HOUSEまで、この20年間の飲食店経営を振り返ってみても、僕自身、大学は文学部で専門的な勉強や修行はしていたわけではありませんでした。すし屋や魚屋、焼き鳥屋に行って、さばき方や串の打ち方を教えてもらったり、秘密兵器を教えてもらったり、試行錯誤しながらもガツガツ飛び込んでいました。チャンスを自らつかんでいく気持ちというのは、これからも大切にしていきたいですね。
休日は、サンライフの温泉に行くことが多いです。温泉やお風呂でゆっくりするのが好きなんです。でも、まだお店をオープンさせたばかりということもあって、午前はゆっくり過ごしますけど、午後はなんだかんだ買い出しや仕込みなど仕事をしていますね。
奈良の居酒屋から焼津でのCAFE HOUSEまで、この20年間の飲食店経営を振り返ってみても、僕自身、大学は文学部で専門的な勉強や修行はしていたわけではありませんでした。すし屋や魚屋、焼き鳥屋に行って、さばき方や串の打ち方を教えてもらったり、秘密兵器を教えてもらったり、試行錯誤しながらもガツガツ飛び込んでいました。チャンスを自らつかんでいく気持ちというのは、これからも大切にしていきたいですね。

池田 佳史さんがオススメする焼津のイイトコ
「浜当目海水浴場」
志太地区唯一の海水浴場。浜当目海岸沿い約400メートルの海水浴場で、穏やかな波を望むことができる。池田さんおすすめは、秋から冬にかけての、夕方の浜当目。波の音と、海に浮かぶ船をぼーっと眺めるのが好きなのだそう。JR焼津駅から車で約5分。
志太地区唯一の海水浴場。浜当目海岸沿い約400メートルの海水浴場で、穏やかな波を望むことができる。池田さんおすすめは、秋から冬にかけての、夕方の浜当目。波の音と、海に浮かぶ船をぼーっと眺めるのが好きなのだそう。JR焼津駅から車で約5分。