
焼津おんぱくプログラムNo.01
港で「朝メシ」! セリ見学と焼津ミナミマグロ丼を食すに参加してきました。
焼津といえば魚、年間の水揚げ金額は日本一。
なかでもマグロとカツオはみんな大好きな魚の王様です。焼津おんぱく2018は本当に面白そうな企画が多く、どれに参加しようか迷いましたが今回参加させていただいた焼津魚市場のセリ見学、とってもオイシイ企画でした。
焼津の人にはもちろんのこと、県外や海外からのお客様にも是非体験していただき、焼津のことを広く知ってもらいたいと思える素晴らしい内容でした。
このイベント、実は参加申し込みのタイミングが遅れ、キャンセル待ちになっておりました。日頃の行いが良かったのか…!?ラッキーなことにキャンセルがでて参加できることに!!
市場の朝は早く、集合は朝の7時。せっかくなのでと近くのふぃしゅーなで朝陽を拝んで集合場所の解凍売場へ向かいました。駿河湾から昇る太陽を拝みいざ“セリ”の行われる焼津漁港へ。

駿河湾から昇る太陽を拝めるのも焼津ならでは
焼津おんぱくのイベントの中でも冬の早朝の時間帯という極寒なプログラムの一つ。冷え込みが厳しい朝ではありましたが完全に油断していた私は薄着できてしまい、寒さと戦いながらメモを取り、写真をとる羽目に・・・
用意された長靴に履き替え、消毒を済ませて建物内に入場。多くの関係者、仲買人の人たちが7時半からはじまるセリに向けてセリ落とす魚に目星をつけていました。
お話をしてくださった焼津魚市場の服部さん(※写真下)
豊富な知識で参加者からの様々な質問に的確に答えておられました。
ミナミマグロとは、オーストラリア沖、南インド沖やケープタウン沖などの主に南緯40度前後の冷水域で漁獲されるマグロで、大きさ30〜50kgのものが中心だそうです。
遠洋でとられますが、釣ったマグロはその場で迅速に処理され、マイナス60度に冷やされた凍結室で急速冷凍することで鮮度を保っているそうです。マイナス60度というのが肝でここまで低温にすることで、劣化することを防ぎながら流通させることができるんだとか。
マグロは尾っぽを見ることで脂ののりがわかり、赤身の色が鮮明なほど鮮度が良いそうで仲買人の方々は一つ一つ尾っぽを見定めておりましたが素人の私には、いまいち違いがわかりませんでした。
極寒の中でしたが、セリが始まると威勢の良い声とともに一匹ずつ、一気に値段が決まってきます、その間10分ほどでしょうか数十名の仲買人の方々の気迫が伝わってきます。
平成25年の築地市場の初セリで、222キロのマグロに1億5,540万円の値がついたことも記憶に新しいですが、この日は1kg2,220円〜2,500円ぐらいで競り落とされていました。ざっと数十名のスタッフさんによって行われるこのセリは、威勢の良い掛け声に圧倒されあっという間に、1匹ごとに値段が決まっていきました。
セリを見学した後は、場所を移動してカツオの水揚げも見学。ベルトコンベアを使用し次々とカツオが船からあがっておりました。海外旋網船では多い時には一隻に700トンほどのカツオが水揚げされるそう。700トンのカツオ、全くイメージができません。
見学終了後は、いよいよ本日のメインイベント。参加者全員に用意していただいたミナミマグロ丼をいただきました。手がかじかんで箸がうまく使えず目の前のミナミマグロを口に運ぶまでに非常に苦労しましたが、これが本当に美味でした!
今回は“焼津おんぱく2018”特別版ミナミマグロ丼をご用意いただきましたが、お近くのツナコープでもミナミマグロ丼はご購入いただけます。
焼津漁協の皆さま、また焼津おんぱくのスタッフの皆さま。本当にオイシイ企画をありがとうございました!
おまけ

富士山に向かって歩く焼津おんぱくのスタッフ渡村さん。まるでバスガイドさんのような後ろ姿をパチリ

ミナミマグロ丼をいただいた部屋に飾ってあった焼津親善大使の八木道夫さんの絵。
※焼津市で100歳になると、焼津親善大使の八木さんに似顔絵を描いていただけるそうですよ。オイシイお魚食べて長生きしましょう♪