浜当目海岸駐車場に車を止めて、眩しいほどキラキラ光る海を眺めながら縁日へ向かうと、路地のすぐ先に露店が見えてきます。普段は静かな浜当目地区も、この日ばかりは沿道に沢山の露店が立ち並び、「大漁満足」「家内安全」「商売繁盛」「身体健全」などの願いを込めて、ダルマを買い求める人達で大賑わいです。以前は焼津駅前までその露店が伸びていたそうです。
ずらりと並んだダルマは、地元焼津、近隣市町の職人さんが個性豊かに作っているそうで、「毎年お気に入りのだるまさんを買いに来るのよ」と店主と気さくに会話を交わす声が聞かれました。さらに弘徳院では、僧侶がダルマに目入れをしてくれます。目を書いてもらったばかりのだるまさんは、立派な眉と鋭い片目、見ているだけで力が湧いてきます。
ダルマ市を堪能した後は、虚空蔵山、山登りに挑戦。境内脇にある登り道から約20分で弘徳院の末寺である香集寺に到着します。ところが安易に考えていたのが大間違い。かなりきつい傾斜を登り、5分も経たないうちに息切れが……、汗もどっと溢れてきました。やっとの思いで登った山頂から現れたのは、下の海岸からは観られなかった富士山でした。まさに焼津の絶景スポット!ぜひ足を運んでみてください。

この記事を書いた人
焼津まちかどリポーター
松島 幹子
焼津まちかどリポーター。静岡県静岡市出身・焼津市在住。司会業。結婚を機に焼津に住み始めて以来、焼津の人情が好きですっかりこの地の魅力に憑りつかれている。
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