
焼津市立総合病院は、周産期に必要な医療を提供する、地域周産期母子医療センターに認定された機関のひとつです。同院のサポート概要から焼津市立総合病院ならではの強み、そして患者さんの声をまとめました!
周産期医療とは?
周産期とは、妊娠満22週から生後満7日未満までの期間のことです。お母さんには心身の大きな負担がかかり、胎児や新生児はときに感染症、胎盤機能や生まれ持った疾患から元気さが失われることもあります。
例としては、お母さんは母体糖尿病(妊娠中に発症および発見された糖代謝異常のこと)、新生児は低出生体重児(2,500g未満で生まれること)などです。
焼津市立総合病院は地域周産期母子医療センターとして、産科に特化した施設よりも複数の科を併設する特徴を持っています。とくに合併症などのハイリスクな状況が考えられる母子にとっては、身近な選択肢として安心できる要素になるかもしれません。
焼津市立総合病院の強み
ハイリスクのフォローを中心におこなっている焼津市立総合病院。強みとなるポイントは、大きくふたつ挙げられます。ひとつは「助産師が多いこと」です!
2014年に日本産科婦人科学会が調査した結果によると、地域周産期母子医療センターにおける助産師の数は平均で21.1人でした。焼津市立総合病院では2017年5月現在、それを大きく上回って31人です。周産期科長の黒田健治先生も、「助産師さんがたくさんいるからこそできることも多く、充実したサポート体制にある」と話されていました。
もうひとつは「出産費用が都市圏に比べて安い」ことです! 国保が発表した平成27年度のデータによると、正常分娩にかかる平均額の上位3都県は都市圏で、「1位:東京都(約61万円)」「2位:神奈川県(約56万円)」「3位:栃木県(約54万円)」でした(入院日数6日間)。
焼津市立総合病院は、同条件でも平均48万円~約55万円。1位の東京都と比べると最大で約13万円もの違いがあるんです。※妊婦さんの分娩時における処置や出産時間帯、個室使用の有無等で費用は異なります。
実際に利用した患者さんの声
最後に焼津市立総合病院で分娩をした患者さんの声を抜粋してお届けします!
「第1子は別の産院でしたが、第2子を授かるにあたり、改めて無事に出産する事の大変さ、リスクを考慮し、こちらの総合病院に決めました。助産師外来でも細やかなやりとりで不安を解消して頂き、一番不安だった出産、入院中もスタッフの皆様一人ひとりがとても親身で丁寧に接して下さり、病院をこちらに変更して大正解だったと思います」
「4月には出産でお世話になり、今回は卵巣のう腫の手術でお世話になりました。初めての出産で色々不安もありましたが、助産師さんや先生のおかげで無事に元気な赤ちゃんを産む事が出来て本当に感謝してます♪」
焼津市立総合病院の地域周産期母子医療センターは、通常の産科に特化した病院では担えない、難しい対応を求める患者さんをフォローする体制が整っています。上記のようにリスクを考慮した選択が必要なときには、ぜひ一度相談をしてみてください!
焼津市では、このような子育てに係る医療施策のほか、子ども医療費助成制度や、若者世帯定住支援奨励金制度など、結婚から出産、子育てまでを総合的に支援するための施策に取り組んでおります。
これからも、子育てに関するいろいろな市の制度を紹介していきたといと思います。
住所 | 〒425-8505 静岡県焼津市道原1000番地 |
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TEL | 054-623-3111 |
URL | http://www.hospital.yaizu.shizuoka.jp/syusanki/index.html |