
2018年10月、観光ボランティアガイド「やいづ観光案内人の会」が本格始動しました。
「やいづ観光案内人の会」とは「知られざる焼津の自然、歴史、文化を伝えたい」と有志で集まったメンバーで発足し、ボランティアで構成されたメンバー34名(※2018年10月時点)が、おもてなしの心をもって焼津を案内してくれるという新たな取り組みです。
ガイドは平成生まれの20代から80代まで、大学生から在職中の方、主婦、リタイアした方など様々で焼津を愛する幅広い年齢層で構成されています。
焼津に訪れる観光客の方々に案内を行い、焼津市への交流を深め、まちの活性化につなげることを目的としており、焼津市観光協会が2015、2016年度に実施した「観光ガイドの養成講座」を受講した方を中心に、研修やテストツアーなどを経て本格的な案内活動開始となりました。
今後もよりよいガイドができるよう毎月養成研修が焼津各地で開催されるそうです。
来年の春に開催が決まっている「静岡ディスティネーションキャンペーン※」に向け、焼津の魅力が詰まった「花沢の里」「浜通り」「小泉八雲ゆかりの地」の3コースを選定されたそうです。
※静岡DC(デスティネーションキャンペーン)とは?
地方自治体、地元関係者等とJRグループ6社(北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州)及び旅行会社が協力し、開催期間の3カ月間に重点的かつ集中的な広告宣伝やプロモーション活動などを実施することで、全国から観光誘客を図り、地域を活性化させることを目的として実施する国内最大級の観光キャンペーンです。開催期間:2019年4月1日(月)~6月30日(日)
【各コースの特徴】
「花沢の里」コース
高草山の中腹に位置し、花沢川沿いの街道に、長屋門風造りの家などが残る県内唯一の国重要伝統的建造物群保存地区である花沢地区の歴史や建築物の特徴などをご案内。万葉集にも詠まれたほどの由緒ある地をガイドと共に巡っていただけます。
「浜通り」コース
~焼津水産業発祥の地~をひも解く潮風を感じるコース。いたるところに“屋号”が残り、昭和にタイムスリップしたかのような雰囲気も魅力のひとつ。かつて廻船業者が運河として使った堀川や、カツオのなまり節製造の老舗に残る波除けの堰板…。懐かしい港町の風情残る「浜通り」には、海と共に暮らしてきた人々の知恵がつまっています。
「小泉八雲ゆかりの地」コース
「耳なし 芳一」や「雪女」で知られる明治の文豪、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が愛してやまなかった“焼津”における足跡や地域の人々との交流や温もりあふれるふれあい、さまざまな創作活動などを学べるコース。もちろん焼津小泉八雲記念館もご案内いたします。
上記コースの他にもお客様のご希望にあわせご相談に応じます。また午前中に「花沢の里」を、午後に「浜通り」を巡りたいといったご要望にも柔軟に対応してくれるそうです。
※ガイド希望日の1週間前までにお申し込みください。
※各コースのスタート地点に現地集合し、現地での解散が基本となります。
団体様での利用はもちろんのこと、なんと一人様からガイドしていただけるそう。
ガイド料は無料ですが、運営協力費としてガイド1人当たり千円のご協力をお願いしています。
利用者様からは
・焼津のこと、知っているつもりだったけど、知らないこともいっぱいあった。
・いろんな話が聞けて良かった。
・各地を転々とした異邦人である小泉八雲にとって、焼津は第二のふるさとだったのでは…。
・焼津出身だけど、花沢の里をじっくり見たことがなかった。勉強になる話がたくさん聞けて良かった。
・焼津の良さを再発見できた。
との声が集まっています。
この取り組みによって、歴史や文化的にも多くの資源に恵まれた焼津の魅力がより多くの方に届くことでしょう。焼津在住の私たちにも新たな地元の魅力の発見の絶好の機会となること間違いなしですね。
また、ボランティアガイドも随時募集中です。ガイドにご興味のある方がいらっしゃいましたら是非お気軽に下記事務局までお問い合わせください。
【問い合わせ】
一般社団法人焼津市観光協会(やいづ観光案内人の会事務局)
054−626−6266
http://www.yaizu.gr.jp/enjoy/detail.asp?sid=250
検索用タグ:焼津観光案内人の会