2019.09.06

焼津人トークリレー【第4回】久保山健太 21歳

インタビュアー:
トークリレーのバトンが酒井美奈さんから回って来ました。静岡大学3年生の久保山健太さんです。本日はよろしくお願い致します。

久保山さん:
こちらこそ、よろしくお願い致します。

さっそくですが、酒井さんからの質問です。

★酒井さんからの質問★
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『タイムマシーンに1回だけ乗れるとしたら過去、未来どっちに行きたい? その理由は?』
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酒井さんらしい質問ですね…笑
未来に行ってみたいです。といっても、その未来は、自分が生存していない未来がいいです。 というのは、自分が見ることのない世界を見てみたいからです! これまで生きてきた過去、そして、これから歩んでいく未来は、自分で経験することができます。でも、その先って、分からないですよね。せっかくタイムマシーンに乗れるのなら、自分では切り開き切れない世界を見たいのです!

その発想は面白いですね、とても興味深い回答をありがとうございます。さて、バトンを回してもらった酒井さんとはどんなつながりがあるのですか?

酒井さんとは“「若者ぷらっとホーム」やいぱる”の活動で知り合いました。


この歳になって“絵本好き”ってなかなかいないのですが、“やいぱる”の活動の中で酒井さんも“絵本好き”という共通項があり仲良くなりました。今度酒井さんと一緒に『絵本の会』を焼津で開こうと準備を進めているところなんです。

『絵本の会』ですか?

はい、絵本って僕にとって心を穏やかにしてくれるというか、想像力を豊かにしてくれるモノなんです。
絵本のもつ“あたたかさ”が好きで、参加者がそれぞれ自分の好きな絵本を1冊ずつ紹介していくというイベントを考えています。

なるほど、それは面白そうですね!
久保山さんのオススメの一冊を聞いても良いですか?

はい、『最初の質問』という絵本です。
様々な問いが詩となって描かれている絵本で、忙しく時の流れに流されてしまいそうなときに読むととても癒されるんです。“心に余裕を持ってないことに気づける”といいますか、いつも大切なことを気づかせてくれる一冊なんです。

実は今、大学3年生になり、将来を考える時期で教員を目指しているんですが、受験勉強に追われている中高生にも読んでもらいたい一冊です。

ありがとうございます。教員を目指されているとのこと、こちらは後ほど伺いたいと思います。まずはご出身から教えていただけますか?

出身は焼津市で、まだ県外に住んだことはないですね。
市内の小中学校、高校へ進学し、現在は静岡大学に通っています。
焼津はもちろん大好きな街で、大学も自宅から通えるところと決めていました。

ちなみに、このまち、本当に大好きなんです!なぜかって、青と緑が似合うまちだから。

例えば、写真を撮るスポットとしても一番好きな場所があります。それは「ふぃしゅ〜な」の公園です。
緑の芝と先に見える海の青、そのコントラストが大好きなんです!
それに、焼津の人たちも好き!何もないないっていいながら、話し出すとあれこれ教えてくれますしね。

なるほど、「ふぃしゅ〜な」の公園は、私も大好きです。富士山も見えて写真を撮るのにも最高のスポットですよね。写真といえば、昨年SNSを活用し焼津の日常の魅力を撮影してもらうフォトコンテストを開催されましたが、こちらについて教えてください。

はい、インスタグラムというSNSを使って、“焼津のココが好きッ!”をテーマにした写真コンテストを主催しました。タイトルは「焼津インスタフォトコンテスト」です。


焼津に住んでいる方が、普段忘れてしまっている“焼津ってこんなにいいところだったんだ”を再認識し、日常に隠れた魅力を発見することで、笑顔になってもらえたらいいなというのが開催するきっかけです。

当初は300枚ぐらい集まればいいかな〜と思っていたのですが、予想をはるかに上回り最終的には918枚もの写真が集まりました。自分でもびっくりするほど多くの方が参加してくださり、勇気を出してチャレンジして良かったと思っています。全く面識のなかった人が自発的にコンテストを紹介してくれていたり、直接応援のメッセージをくれたりし、そうした力にも支えられて最後までやりきることができました。

フォトコンをやる前とあとでどんな変化がありましたか?

自分の中の変化としては、自分に自信がつくとともに、支えてくださる方々の大切さを実感しました。
おそらく、フォトコンテストをやる前の自分は、控えめで人と関わることがちょっと苦手でしたが、このフォトコンを通して、自分の想いをエネルギーに、とにかく動いてみることの大切さを実感しました!想いはあっても動かなかったら、何も起こらないですし。想いをカタチに変えるっていう感じですかね。
それに、企画は一人の力だけではないできない、仲間の支えが本当に大切なんだって気づきました!

フォトコンで一番苦労したところはどこですか?

企業様にご協賛をお願いしに行くことですかね。
ご協賛をしてもらう=何かお返しをする必要があると思っていたので、その還元方法を考えることに苦労しました!

協賛企業様への還元は無事に終えられましたか?

はい、実際に受賞者の方々がその企業のサービスを利用して、インスタグラムで発信してくださることで、さらにその企業様の紹介ができ、還元はできたのでは?と思っております。

ありがとうございます、フォトコンテスト本当にお疲れさまでした。次のフォトコンテストの開催を楽しみにしております。さて、冒頭で、現在就活中で教員を目指されているということでしたが、もともとの志望だったのですか?

いえ、実は教員を意識しだしたのは本当につい最近なんです…(汗)

実は自分が選んだ大学の学部が、教育学部でもなく、地域創造学環といってどこの学部の授業もとれるやや変わった学部(正式には教育プログラム)だったんです。教員になることにもともと興味があったわけではないんですが、選択肢を広げるために教員免許を取れる授業を1年次から選択していたんです。

僕は、仕事選びをする際、『人を笑顔に』できることは?『笑顔を支える』ためには?という軸があります。しかし、その対象が誰なのかが全くわからずに、探求を続けてきました。

考えても考えても全然わからなかったのですが、冒頭でもふれた“やいぱる”やその他の焼津での活動の中で、進路に迷っている高校生と出逢い、彼らとのやりとり(ちょっとした進路決定のお手伝い)の末の“笑顔”を見れたときに自分の支えたい笑顔ってこれなんだと気がついたんです。

そして、その場だけの笑顔だけではなくて、将来も含めた笑顔を支えられるのに一番近い仕事が教員なのではないかと思って教員の道へ進むことを決めました。

なるほど、胸が熱くなりますね。もし、先生になった時に例えば焼津から離れた九州の学校とかだったらどうしますか?

九州とかになってももちろん全力でやれるし、得るものも大きいと思っています。
焼津の外に出たからこそ見える景色もあるので、そこは特にこだわってはいません。まだ県外に出たことがないのですが、景色や匂いなど、地元を離れて戻って来た時に故郷に帰ってきたというのが感じられるのでしょうね。

ただし、最終的にはやっぱり焼津に戻って来たいという思いはありますね。焼津での活動を通して、これまで沢山の人に出逢って支えられてきましたし。

ありがとうございます、就活も絶対成功させてくださいね。
それではおきまりの、どなたかをご紹介ください。

焼津市観光協会の高杉さんです。フォトコンや、やいづ観光案内人の会でも大変お世話になっております。いつも一人一人のことを考えて、丁寧に親切にご対応をしてくださり、本当に尊敬しております。高杉さんのような優しさを、僕も持ちたいです!

あっそうそう、最年少の「やいづ観光案内人の会」のスタッフもされているんですよね?

はい、大学の都合と重なってしまい、観光案内自体は未だしたことがないのですが、入会の目的はメンバーの方々が活き活きと活動されているのを見て、その理由に興味を持ち、だったら実際に入会して肌でその理由を感じた方がいいなと思い飛び込みました。

観光協会高杉さんへの質問をひとつお願いします。

★高杉さんへの質問★
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優しさの秘訣を教えてください。
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本日はありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。