焼津の秋の風物詩「オータムフェスト」の前夜祭として今年は新たなイベントが開催されるとの情報を耳にしました!
そのイベントとは「魚河岸シャツ祭り」です。
イベント概要
名称 | 魚河岸シャツ祭り~オータムフェスト前夜祭~ |
日時 | 令和元年9月28日(土) 14:00〜18:00 |
会場 | 旧焼津港跡地(JR東海道本線焼津駅から徒歩8分) |
主催 | 焼市・オータムフェスト実行委員会 |
出店予定ブース | 約10店舗 |
プログラム | ★無料ドリンク
・ビール150本
・ジュース150本
(合計300本) ★魚河岸シャツで乾杯(乾杯:長谷川寅吉さん) ★冷凍鰹または なまり節などの名産品が当たる抽選会 |
夏の時期には街のいたるところで目にする魚河岸シャツ。
魚河岸シャツは焼津の歴史・文化を象徴するものの一つでもあり、シンボルでもあります。
その魚河岸シャツを着て集い、幕を開けたばかりの“令和”の時代に引き継いでいくイベントだそうです。
このイベント、仕掛けているのは「魚河岸シャツ組合」から生まれた2人組の若手ユニット焼市「YAI-CHI」さん。

焼市「YAI-CHI」(左:川合優基さん 右:藁科充さん)
焼市「YAI-CHI」は、焼津で精力的に活動をする川合優基さんと、藁科充さんの2人の魚河岸シャツ、焼津への思いが形となり誕生したユニットです。「焼津の歴史」を振り返り、その伝統を「新しい時代」にあった形で発展させていくことを目的として活動されているそう。
昭和50年頃から「魚河岸シャツ」という名前が定着していろいろな進化を遂げながら、多くの焼津市民や焼津ファンに愛され続けてきました。
焼市「YAI-CHI」のおふたりが、その歴史をさかのぼるうちに、焼津の生き字引的な存在である、大正13年生まれの「長谷川寅吉さん」(95歳)と出会います。
寅吉さんのご自宅に何度もお邪魔して、「焼津」や「焼津港」や「魚河岸シャツ」の歴史についての話を伺っているうちに、寅吉さんが大切にしていた貴重な「手ぬぐい襦袢(じゅばん)」の存在を知ることとなりました。
※「手ぬぐい襦袢(じゅばん)」とは、戦前から焼津の漁業関係者が手ぬぐいを縫い合わせて着ていたもの。
そしてある日、寅吉さんから昭和初期の生地で作られた貴重な「手ぬぐい襦袢」1枚とその生地反物を『大事なモノだから失くすなよ!』と手渡されたそう。
これを受け取ったお二人は“大事なモノ”とは、この「手ぬぐい襦袢」だけでなく「焼津に対する誇り」だと感じ、この誇りと想いを後世に伝えていくため、この手ぬぐい襦袢の復刻版を作ることを決意されます。
その貴重な「手ぬぐい襦袢」をもとに作られた魚河岸シャツが、平成~令和へと元号が変わる歴史的な日(5月1日)に『魚河岸ヴィンテージ』として復活したのです。
興味のある方は以下のサイトに、実物のお写真や詳しいストーリーが掲載されていますのでご覧になってください。
焼市「YAI-CHI」 公式サイト
魚河岸シャツの話が長くなりましたが、イベントにはなんと、長谷川寅吉さんご本人も訪れ、大変貴重な時間になるそうです。
魚河岸シャツを着てご来場いただいた方には、ビールとジュースの無料配布もあるそうですよ!
こちらのイベントの周知と経費の資金調達を兼ねてクラウドファンディングにも挑戦されていらっしゃいますので以下のリンクより是非チェックしてみてください。