ラウンドアバウト(環状交差点)とは、交差点の1種で信号機のないリング状の交差点です。
ラウンドアバウトの歴史は古く、1960年代にイギリスで導入され、ヨーロッパやアメリカ、東南アジアなどに広がっていきました。
日本では2014年頃から導入され、日本全国に徐々に増えていっています。
ラウンドアバウトの概要
●円形平面交差点のうち、環道の交通が優先されるもの
●環道交通は時計回りの一方通行、信号や一時停止の規制を受けない
●環道に流入する車両は徐行し、環道に通行車両がなければ一時停止なしに流入可能
出典:国土交通省(http://www.mlit.go.jp/)
焼津にあらたに完成したラウンドアバウトは「下藤環状交差点」。
国道150号バイパスの裏道として使用され、通勤時間帯に渋滞が発生していた場所。
見通しのよい直線道路のため速度超過の車両も多かったそうです。
このラウンドアバウトは信号機がないので、朝の通勤時間帯などにも待ち時間がなく、より安全に移動ができるようになることなどが期待されます。
いざラウンドアバウトを通行する時に迷わなくてすむよう、あらかじめ交通ルールを学んでおきましょう。
ラウンドアバウト利用時のルール
●ラウンドアバウト(環状交差点)内を通行している車両、横断歩行者が優先
●あらかじめできる限り道路の左端に寄り、徐行して侵入
●ラウンドアバウト内は右回り(時計回り)に通行し、出来る限りラウンドアバウトの側にそって徐行する
●ラウンドアバウトを出る時は、左ウインカーを出し、ラウンドアバウトから出るまで継続
※侵入する時は一方的にしか通行できないためにウインカーは必要ありませんが、ラウンドアバウトから出る時は直進(道なりに進行)ではなく左折(ラウンドアバウトから出る)を示すためにウインカーを出す必要があります。
下藤環状交差点の場所と上空からの映像
詳しくは市のホームページをご確認ください。